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    愛着理論:心理学(1)


    School
    使用機種
    E-PL2
    使用レンズ
    M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
    絞り値
    F22
    シャッター速度
    1/100秒
    ISO
    320
    露出補正
    +0.3EV
    撮影日時
    2012/03/14 17:13:28



    愛着理論:心理学(1)


    「愛着理論」とも訳される「アタッチメント・セオリー」。

    近年「愛着障害」との関連で、日本でも注目されている。

    基本的な事項をまとめる。



    アタッチメント

     親と子の間に築かれる特別な絆のことを、イギリスの児童精神科医ボウルビィ(Bowlby, J.)はアタッチメントと命名した。カモやガンが生後すぐ出会った対象を後追うようになる現象は、インプリンティングとして広く知られている。ボウルビィは、人間の赤ん坊にもこれと類似の性向、すなわち、対象を希求し対象との特別な関係を維持しようとする傾向が生得的に備わり、それが独りでは生き延びることができない子どもの心身の安全保障に大いに役立っていると考えた。多くの観察データから、「人物の識別を伴わない無差別の微笑や注視段階」から、「特定対象への発声、後追い、人見知り、分離不安の段階」を経て、「対象がその場にいなくても必ず助けてくれる確信を抱く段階」へと発達・変化することを見出した。アタッチメントはやがて内在化された表象モデル(内的作業モデルとも言う)となって、子どもが自律性を獲得した後も生涯にわたって続くものと考えられている。

     アタッチメント研究は、初期には「乳幼児には特定の養育者、すなわち母親がそばにいることが欠かせない」という、母子関係の特殊性、代替不可能性を主張する根拠としてしばしば引用された。その後、研究対象を広げる中で、父子間のアタッチメントや祖母・保育者に対するアタッチメントが研究されるようになった。その結果、父親、祖母、保育者といった母親以外の重要他者も、乳幼児の探索行動や遊びの安全基地として大いに利用されること、その意味でアタッチメント対象になりうることが発見された。子どもが、養育を担う複数名に同時にアタッチメントを形成することは可能であり、母親への単一のアタッチメントをもつ子どもより、その後の社会発達が有利になることが見出された。

    (平木・中釜[2006:78-80])


    アタッチメントの4タイプ

     ボウルビィの考えを引き継いで、アタッチメントの個人差をとらえる研究が始まった。アタッチメント対象との分離時に示す行動の評定から、以下の4つのタイプが見出されている、


    Aタイプ(回避型)分離時は泣いたり混乱したりしない。再会時には、アタッチメント対象を避ける行動が認められる。養育者の関わり方:子どもからの働きかけに拒否的に振る舞う。
    Bタイプ(安定型)分離時に多少の泣きや混乱を示すが、再会時には、積極的に接近して関わりを求め、すぐに安定する。養育者の関わり方:子どもの状態に敏感に反応する。
    Cタイプ(アンビバレント型)分離時に強い不安や混乱を示す。再会時には接触を求めると同時に怒りに満ちた抵抗を示す。養育者の関わり方:子どもの状態に敏感に反応するのが苦手。
    Dタイプ(無秩序・無方向型)接近と回避という本来両立しない行動を同時に示す。突然のすくみ、顔を背けながらの接近など。養育者の関わり方:多くはハイリスク群

    (平木・中釜[2006:78-80])



    愛着障害のある子ども

     ボウルビー(J. Bowlby)は、発達早期における養育者との愛着経験の重要性を述べている。愛着対象である養育者に肯定的に扱われることで、愛着対象をよいものと内在化し、そのように扱われる自分自身を愛される価値のあるものとして自己像を内在化する。ここで形成された「内的作業モデル」がその後の対人関係に大きく影響を及ぼすと指摘している。(Bowlby, 1969, 1973)。

     これらの愛着関係が十分築けない場合、大脳皮質や大脳辺縁系の脳の発達の遅れを生じ、心理的にも行動・情緒・思考・対人関係面にさまざまな問題が生じやすくなると報告されている。このような症状を呈する子どもを、米国精神医学会「診断・統計マニュアル」であるDSM-IVでは、「反応性愛着障害(Reactive Attachment Disorder of Infancy or Early Childhood)」という診断名をつけている。その特徴としては、愛そうとする人への抵抗や極度の緊張と警戒、「接近・回避」の矛盾した反応を示したり、愛着の対象を適切に選択できず、無差別な社交性を示したりすることもある。また、感情のコントロールがうまくいかず、衝動的な言動や嘘や盗み、時に激しいかんしゃくを起こしたり、動物虐待をしたり、論理的思考の欠如が生じ、対人関係がうまく築けないなどの特徴がある。愛着障害の原因としては、養育者側の問題と子ども側の問題、そして環境要因が絡んでいるとされており、愛着の世代間伝達に関する研究も昨今、多数進められている。

     発達心理学分野においては、エインズワース(M. D. S. Ainsworth)が開発した「ストレンジ・シチュエーション法」を用いて、子どもが養育者と一時的に分離し、再会させるという手順で、子どもの反応のタイプにより分類する研究がなされている。これらの研究では、A(回避型)、B(安定型)、C(アンビバレント型)の3つのタイプに分類して説明してきた。Aタイプの子どもは、分離・再会するときもあまり感情に変化を起こさず、淡々としており、むしろそれを回避する傾向をさす・というのもAタイプの子どもは、「自分は受け容れられない、拒否される存在である」という内的作業モデルを形成しているため、愛着に対して回避的な態度をとることによって自分を守ろうとしているともいえる。Bタイプの子どもは、「自分は他者に受け容れられている」という安定した内的作業モデルを形成しているために、養育者に対して見通しをもつことができ、分離したときには一時的な不安は見せるものの、再会時にはすぐに安定した愛着関係をもつことができる。一方、Cタイプの子どもは、親との分離・再会時にしがみつきながら怒りを表出するなどアンビバレントな感情を表出する。これは、親の養育態度に一貫性がなく、「自分はいつ見捨てられるかもしれない」という内的作業モデルをもっているためといわれている。従来これらの3つのタイプがいわれてきたが、最近これらに該当しきれない第4のタイプが報告されてきている。それが「無秩序・無方向型」といわれているDタイプである。これは、養育者が、精神的に不安定で、子どもに対し虐待に近い態度で接している場合などである。遠藤(2007)は、Dタイプの子どもは、「避難する唯一の場所が、恐怖の源でもあるというパラドックスにさらされていることになる」わけで、「このような中で育った子どもは、その後のさまざまな認知・行動上の問題や精神病理を予測することができる」と述べている。また、子どもの発達上、愛着が安定しているかではなく、「発達早期に愛着が組織化されていないこと」が大きく影響することを指摘している。これらの愛着障害は、とりわけ主たる養育者としての母子関係に重点がおかれてきているが、その背景における夫婦関係や家族関係も見逃してはならない。今後のさらなる研究が期待されるところである。


    (中釜・野末・布柴・無藤[2008:199-200])




    ダイエット

    (1月28日分)

    377日目。

    体重64.6kg(17.9kg減)。体脂肪率17.6%(10.0%減)。


    ぼくのダイエット法はコチラ(ようはケトジェニックダイエットを認知行動療法でサポートしたものです)



    ダイエット指南のメルマガ発行してますダイエットの教科書@まぐまぐ



    認知行動療法ダイエットプログラム主催しています(ぼくも実践しているケトジェニックダイエットの指導もしています)




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