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    家族(論)の起源(2)モーガンとエンゲルス

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    家族(論)の起源(2)モーガンとエンゲルス


    【社】=『社会学事典』、【家】=『家族本40』、【文】=『文化人類学15の理論』

    モーガン

    Morgan, Lewis Henry 1818~81

    初期のアメリカの代表的人類学者。弁護士業のかたわらインディアンの地位向上に尽力し、1847年にはイロクォイの一支族の養子に迎えられた。インディアン社会の綿密なフィールドワークと世界各地の宣教師らから集められた資料とにより、『人類の血縁と姻戚の諸体系』(1871)、『古代社会』(1877)などを著す。親族名称体系からの集団婚の推定、一系的進化論など今日の目からは批判される点も多いが、社会人類学ことに親族構造論の先駆となり、他方で唯物史観に示唆を与えた学史的意義ははかりしれない。

    【社】(落合恵美子)

    本書『古代社会』によって「人類学の父」とよばれる業績をあげることになった

    【家】(渡辺公三)

    モーガン『古代社会』(1877)

    モーガンは野蛮時代から未開時代を経て文明時代にいたる人類進歩の跡を、発明と発見による知力の発達政府の観念の発達家族の観念の発達財産の観念の発達という四領域として綜合しかつ再構成した。この再構成にあたり右の三時代を次のように再区分し、それを生産手段の技術革新によって特徴づける

    1. 野蛮時代
      • 野蛮低段階 果実と堅果が食料
      • 野蛮中段階 魚類の食用と火の使用
      • 野蛮高段階 弓矢の発明
    2. 未開時代
      • 未開低段階 土器製作技術の発明
      • 未開中段階 家畜の飼育(旧世界)、灌漑耕作によるトウモロコシ栽培とレンガと石材の使用(新世界)
      • 未開高段階 鉄器の使用
    3. 文明時代 文字の発明と使用

    〔…〕

    モーガンは家族・婚姻形態を次の五つの形態が順次に段階的に発達したものと考える。

    1. 血縁婚家族 同一世代内の集団婚にもとづく
    2. プナルア婚家族 兄弟姉妹婚の禁じられた集団婚にもとづく
    3. 対偶婚家族 集団婚から単婚への移行形態で単婚の萌芽
    4. 父権的家族 最高権威を与えられた家父長中心の婚姻にもとづく
    5. 単婚的家族 単婚にもとづく

    そしてモーガンは右の家族婚姻形態に対応したものとして、次のような親族名称の段階的な発達を認めている。

    1. マライ式 世代区分のみが類別の基準
    2. トゥラノ=ガノワニアン式 直系・傍系の区分はないが同一世代でも類別
    3. アリヤン・セム・ウラル式 直系と傍系とを明確に識別

    【文】(黒田信一郎)

    『古代社会』では、親族の領域に絞るのではなく、人類進化史は食料獲得を中心とした技術の進化の系政治組織の進化の系家族組織の進化の系財産観念の進化の系の四つの系の複合として把握されている。そして総体としての進化は、野蛮(下層、中層、上層の三段階がある)、未開(同じく下層、中層、上層がある)、文明の各段階を経るとされる。それぞれの地域における個別社会は、さまざまな加速要因と遅延要因はあるにせよ、基本的には同じコースをたどって進化するのであり、欧米社会がいちはやく文明化したようにみえるとしても、他の文化が追いつく可能性はそれぞれに孕まれている、とモーガンは考えた。上記の四つの系の相互関連は、たとえば「文明」の段階において次のように説明される。すなわち、技術の向上によって人類の物質的装備が大がかりとなり財産が発生し、不動産直系相続が設定され、その結果一夫一婦制家族が成立し、西洋世界で知られているような親族組織が生み出された。不動産所有観念の発生はまた、人類社会が血縁原理から地縁原理に移行し国家という政治組織を形成する契機となった。

    モーガンのいう「家族組織」の系においては、一夫一婦制といった「結婚制度」と、親族関係を表現する親族名称体系という意味での「親族組織」が問題となる。イロクォイ・インディアンなどにみられる、「母」の呼称のあり方(子どもは実の母だけでなく母の姉妹も母とよぶ)に代表される一見不合理な名称のあり方をどう理解するかという問いがモーガンの出発点であった。世界各地へのアンケートの結果からモーガンは、多様な親族組織に一定の規則性があることを確かめ、ハワイなどにみられる親世代の男すべてを「父」、女すべてを「母」と呼ぶマレー式アメリカ・インディアンにほぼ共通する(父方か母方かあるいは両方で)父とオジ、母とオバなど直系と傍系の区別をするタイプ(父、母は複数の人を指す)西洋などにみられる父、母が一個体を指すタイプに三大別した。

    モーガンはこれらの区別が、一時代先行する(しかし次の時代にはすでに消失した)結婚制度から生じたという仮説的説明をあたえた。マレー式の場合、先行する時代には血縁関係にある兄弟姉妹が安定したペアとなることなく、不定期に配偶し子どもをつくった。そのため子どもは親の世代の男はすべて潜在的に父、女はすべて母となりうるというのである。モーガンは結婚制度という「行為」の体系の変化よりも親族呼称という「言語」の体系の方が変化の速度はゆっくりしているという第二の仮説によってこの説明を根拠づけた。こうした仮説を発展させたモーガンは、次のような結婚制度の「推測的歴史」を構成した。すなわち、太古の「原始乱婚」から血縁意識の発生、血族結婚の制度化、血族結婚の生物学的障害の認識と近親婚の禁止、禁止による同族以外の相手との結婚の制度化による直系・傍系の区別の発生父の姉妹たちは父の結婚相手である母たちとは区別されオバとなる)である。さらにモーガンは初期の男集団と女集団との集団婚から、男あるいは女が個人となり個対集団の結婚形態(一夫多妻、一妻多夫)を経て、とりわけ男性の嫉妬からくる安定した対形成による一夫一婦制への発展という図式を描いている。

    【家】(渡辺公三)

    エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』(1884)

    エンゲルスは、晩年にいたるまで窮乏生活を送ったマルクスの同志であるだけでなく、よき理解者、経済的支援者でもあったが、マルクスの没後は彼の遺稿を整理、刊行することに尽力し、本書『家族・私有財産・国家の起源』のほか、『資本論 第二巻』(1885年)、『資本論 第三巻』(1894年)などを世に出した。

    本書は、社会主義ないし共産主義に立脚する家族論の古典として名高い文献であるが、本書もまた、マルクスの没後にエンゲルスによって出版されたものの一つである。最晩年のマルクスは、アメリカの人類学者ルイス・H・モーガンの『古代社会』にかんして膨大なノートを残していた。本書は、それを整理したうえで、エンゲルスが、新たに執筆した論文を加えて編纂したものである。

    マルクス、エンゲルスの方法論的基礎は、史的唯物論、弁証法的唯物論などとよばれるが、その特徴は、(1)事物を、生成・流転・消滅の過程にある動的なものととらえる点、(2)さまざまな現象の深部にある変化・発展の法則をとらえようとする点などにあるといえる。本書の独創性もまず、本書が、世界中に存在する多様な形態をとる家族を、段階を経て変化してきたものとしてとらえ、その変化・発展の法則を明らかにしようとしたことである。

    現代的な観点からみれば、こうした立場は、社会進化論的誤謬に陥っていること、ある種楽天的な単線的発達史観にたっていることなどといった根本的批判を免れない。だが、1870年以降、人類学の飛躍的進展によって世界には多様な家族形態が存在することが明らかにされるようになったと同時に、他方で、家族なるものは旧約聖書の時代からあたかも変化することなく普遍的に存在してきたと考えられていた当時において、家族それ自体が変化してきたということを認識し、まさに「家族の歴史」を描きだそうとした点で、本書は家族史研究の出発点として不動の位置を占めるものといえよう。

    【家】(古田睦美)

    本書の内容は、大きくわけて、総論的に人類史の発達段階を示した第一章「先史時代の文化段階」、第二章「家族」、第九章「未開と文明」と、各論的に、人類学的成果に依拠して多様な家族について論じた第三~八章からなる。

    前者において、本書の理論の骨格をなす理論的枠組みが提示される。エンゲルスは、モーガンにもとづいて、人類史の発達段階を「野蛮」→「未開」→「文明」と区分し、さらに、野蛮と未開をそれぞれ下位、中位、上位に区分する。これらの区分は「生産手段の生産の進歩に応じた」ものであり、彼は生産力と余剰生産物の増大によって、また、土地や生産手段の所有形態の変化によって家族や婚姻の形態も変化を余儀なくされると考えたのであった。

    具体的には、「野蛮」とは、ひとびとが天然産物を取得して糧としている段階、「未開」とは、天然産物だけではなく、ひとびとが牧畜と農耕を習得した段階であり、「文明」とは、それらに加えて工業の発達がみられる時代であるが、エンゲルスは、このような生産力の発展にともなって、婚姻および家族の形態が「集団(婚)家族」「対偶(婚)家族」「家父長制家族」を経て「単婚(一夫一婦制)家族」へと変化してきたとした。

    「集団(婚)家族」は「野蛮」段階に照応し、共産制的共同体をある程度前提にした複婚にもとづく家族であるが、それはさらに近親生殖の制限の度合いによって「血縁(婚)家族」と「プナルア(婚)家族」とに区分される。

    「未開段階」には「対偶(婚)家族」が、「文明」段階には個人的性愛にもとづいた「単婚(一夫一婦制)」が照応するとされる。この「対偶(婚)家族」は、一対の男女からなる配偶関係である点では一夫一婦制に近いが、その関係が刹那的であること、排他的な同棲をともなわないこと、といった点で完全な「単婚(一夫一婦制)家族」とは区別される。

    エンゲルスによれば、単婚制への移行は「女性の世界史的な敗北」たる「母権制の転覆」をともなった。

    単婚は家父長制を媒介としてあらわれるとされる。家父長制家族は、奴隷制度を前提として成立してくるのであるが、そのことは、妻と代替可能な女奴隷が存在することを意味しており、これが、単婚家族内部での、夫による妻の支配の端緒を開いたとされる。ここから発達してきた「単婚(一夫一婦制)家族」は、そもそも私有財産を継承させる、父性に争う余地のない子をつくるための制度であり、これによって女性は男性の情欲をいつでも引き受けなければならない隷属状態、子供を生むための道具の地位へと押し込められたとされる。

    エンゲルスは、近代以降は、男女が「個人的性愛」にもとづいて排他的に同居する「個別家族」が支配的になると考えたが、近代以降の家族においても、継承すべき私有財産をもつブルジョワジーの家族では、女性の隷属という性質が継承されるととらえた。他方、無産者階級の家族であるプロレタリア家族では、妻の隷属をひき起こす経済的根拠は失われるとした。

    【家】(古田睦美)


    コメント:モーガンの『古代社会』が突然本棚から姿を消したので、原典を追うのを諦めた。しょうじき、エンゲルス『起源』を直接読んだほうが面白い。家族がどうこうよりも、私有財産の誕生と、母系から父系への転換の結びつきの見事さがエキサイティング!

    そんなわけで、次回は、脱線するが、エンゲルスに焦点を当てたい。




    タロットエクサイズ

    The Magician
    1. The Magician【魔術師】

    キーワード

    • アクション
    • 自覚
    • 集中

    アクション

    【アクションを起こす】
    • なすべきことをする
    • 自分の潜在的な可能性に気づく
    • 可能性を実現する
    • 口にしたことを実行する
    • 計画を実行する
    • 魔法のような結果をもたらす
    • 才能を活かす
    【意識的な行為】
    • 自分何をし、なぜそうするのかを理解する
    • 自分の動機を知る
    • 目的をはっきりさせる
    • すでにわかっている状況でも確認する
    【集中する】
    • ひとつの目的に集中する
    • 専念する
    • 意志の力を注ぐ
    • 中心にいると感じる
    • 気が散るものを追いだす
    • ゴールに焦点を絞る
    【力を使う】
    • 強い衝撃を作りだす
    • ヴァイタリティを持つ
    • 奇跡を起こす
    • エネルギーに満たされる
    • 活力を感じる
    • 創造的になる

    タロットカードのパッケージには、たいてい、魔術師のカードの絵柄がプリントされている。

    そのため、タロット、ないし大アルカナ(タロットカードから小アルカナを除いた22枚)は、魔術師が先頭に置かれていると解釈されることも多い(モダン・タロットでは、0の愚者を先頭に位置づける)。


    活動的な、男性原理のアーキタイプ。

    テーブルの上をよく見よう。小アルカナのすべての要素が置かれている。ソード、カップ、ペンタクル(五芒星)、ワンド(棒)。

    魔術師は、創造という目的のために、宇宙にあまねく力を使用する。

    魔術師は、片手をインスピレーションの源である聖なる領域(天上)に向け、避雷針のように、その力を受け取っている。

    もう片方の手を、地上に向け、この世界に力をもたらそうとしている。


    彼は行動することを恐れていない。

    自分自身を信頼し、みずからの信念に向かって進むことをためらわない。

    彼は自分が何を目的としているのか、なぜそれを行うのかということをはっきりと自覚している。

    彼は自分の置かれている状況を的確に理解しているため、ためらうこともない。

    決意に対して、焦点を絞ることができる。


    このカードが正位置で出ているときは、それを行うときは今まさにこの瞬間である、ということを知るべきだ。

    もしあなたが自分の力を確信し、気づきと集中力を持って行動するなら、創造性をもたらす原初の力を、自分自身のものとすることができる。

    自分が求めていることが何であるかを正しく理解し、その求めるものを得るための行動を起こすこと。


    リバース(逆位置)については、一般的に、次のようなことが考えられる:

    • 今はまだ、時期尚早である
    • 勢いとパワーを失っている
    • 妨害されている、あるいは制限されている
    • 必要なものがまだそろっていない
    • 状況に適していない
    • 本人が拒否している
    • うわべだけの状態

    0.「愚者」のカードでも述べたように、このような強いパワーを持つカードは、正位置であれ、逆位置であれ、基本的なメッセージは変わらない。弱められていることはもちろん、もったいないのだけれど。

    まず第一に言えることは、「確信」の度合いが弱まっていたり、「自分の置かれている状況の理解」が少しぼんやりしていたり、「何を目的としているのか、自分の動機は何なのか、なぜそれをするのか、といったことの自覚」が少し曖昧だったりするかもしれない。そうした意識の弱体化に、余力を存分に使って抗ってみること。

    第二に、そうした余力が残されていないほど、弱っているとすれば、エネルギーに満たされる工夫をほどこすこと。キーワードは「意識の集中」。坐禅式(仏教式)の瞑想法がよいだろう(目を閉じて空想にふける「瞑想」と、目を閉じずに「今ここ」に集中する「坐禅」では、目的が異なるので、注意すること)。呼吸への意識の集中からはじめてみると良い。

    第三に、魔術師とは真逆の状態にあるとしたら――つまり「確信」をもてなかったり、「自覚」が足りなかったり、「ゴール」がなんなのか明確になっていなかったり、「状況把握」ができていなかったり――それはすべて「意識」の問題だと言える(潜在意識の問題ではない)。これはむしろ好都合である。なぜなら、意識の領域には、我々は容易にアクセスできるからだ。さまざまな「明確にすべきこと」を紙に書き出すなどして、論理的に推論していけば良い。

    第四に、このカードのエネルギーが、なんらかの要因によって妨害・制限されているとしたら、「完全に、100%、妨害されているのか?」と問うてみよう。「問題となる状況」は、24時間絶えず生じているわけではないし、妨害になる要因がいくぶんか弱まることが、例外的に生じているかもしれない。そうした例外をもたらす条件を見つけ出す。なにかいつもと違うことをしてみよう。その例外が大きく拡張するかもしれない。


    【参考文献】





    今日の詩篇

    即事   杜甫

    百宝裝腰帶  百宝〔ぽう〕は腰帯〔ようたい〕に装い〔よそおい〕
    眞珠絡臂冓  真珠は臂冓〔ひこう〕に絡う〔まとう〕
    笑時花近眼  笑いし時は花の眼に近づき
    舞罷錦纏頭  舞い罷れば〔おわれば〕錦は頭〔かしら〕に纏う〔まとう〕

    (機種依存文字で使用できない漢字は新字体もしくは同音文字で代替した。即→旧字、冓→「革」偏がつく)

    舞いを舞う可憐な少女を詠じた詩

    宝石宝玉が腰帯にぬいつけられはめこまれ
    腕にはめる環を真珠がとりまいている
    笑うたびに花が少女の目もとに引きよせられる
    舞いがすむと錦の反物を頭にのせてもらう

    (『新唐詩選』)


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