Entries

    [レヴュー]ニュートリノってナンダ?(荒舩良孝)

    一陽子三〇億ニュートリノ六花 秀雄 *六花(むつのはな) 図書館においてあったので、なんとなく手にとった。120頁弱の、とても薄い本。 サブタイトルには「理科オンチにもわかる素粒子と宇宙のはなし」とある。出版の時期(2015年12月)を考えると、梶田隆章氏のノーベル物理学賞受賞の意味をおおまかに伝える、という趣旨なのだろう。つまり素粒子物理学の全体像を眺めるというよりも、「スーパーカミオカンデって何をす...

    [書評]スティーヴ・エリクソン『きみを夢みて』

    スティーヴ・エリクソンの9作目の小説は、残響によって生じるマジックに満ちている。 目に見えない、言葉と言葉、歴史と歴史を結ぶハイパーリンクの網目が、縦横無尽に錯綜するこの小説をレビューすることは難しい。 例によって、小説を4等分しよう。 第1幕・第2幕前半・第2幕後半・第3幕――という3幕構成(実質、4幕構成)で捉えてみよう。 (以下、*印の注釈は、翻訳者によるもの) ● 第1幕。出発点となる、ロサン...

    [書評]『感情類語辞典』は表現者、必携である。

    年末になって、とんでもない本が出た。 帯には、《小説家、脚本家、マンガ家、俳優…人間を描くあらゆる創作者にとってよき友となる、新しい「辞典」》とある。 その通りだと思った。 また、帯には、『三省堂国語辞典』の編集委員でお馴染みの飯間浩明氏からの推薦文がついている。 《「その表現はありだな」。私は両眉を上げた。》 「両眉を上げる」という表現は、どういう感情を表しているのだろうか。 本書の【驚嘆〔英 A...

    兎穴のアリス・落下中

    昨日の続き。 昨日は、今年が『不思議の国のアリス』150周年であること、アニバーサリー本としてベストなのは『不思議の国のアリス ビジュアルファンBOOK』であること、アリスに影響されて筋トレをはじめたこと、などを書いた。 それから、翻訳してみようと能動的になってみると、よりアリスの面白さが深まる、というようなことも書いた。 この記事では、『不思議の国のアリス』の第1章のとある箇所について書こうと思う。 ● ...

    150年目のアリス、ベストの記念本は……

    今年は『不思議の国のアリス』(Alice's Adventures in Wonderland)刊行150周年のアニバーサリーで、ぼくもアリスおたくのはしくれとして、丁寧にいろんな訳書を読み返した。 どういうふうに丁寧に読み返したかというと、全訳ではないにせよ、私訳を作ったりした。 もちろん、アリスおたくというものは、たいてい、過去に「アリスの翻訳」という難事業に勢い勇んで取り組んで、すぐに挫折する、という経験をしている。 ぼくも...

    Appendix

    counter

    FC2ブログ

    ブログ

    リコメンド




    ノートンインターネットセキュリティ


    ブログランキング

    QRコード

    QR

    メールで更新を受け取る



    提供:PINGOO!

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる